カンボジアでの移動図書館

現在、カンボジアの首都プノンペン近郊のチュティア郡にあるルセイスロック村、チュティア村、プレークスワイ村、スレイアンピル村において移動図書館を実施しています。

移動図書館活動は、カンボジア人スッタッフ主導のもと、各村の子どもたちに対して、絵本の読み聞かせ活動、紙芝居の上演活動、生活指導活動(手洗いやトイレの使用など)、そして子どもたちが自由に絵本を読むことが出来る時間を設けています。

現在、移動図書館で使用している絵本は、カンボジアで販売されている数少ない絵本と、日本で集められた様々な絵本を使用しています。すべてクメール語(カンボジア語)・英語の2ヶ国語に翻訳し、計3ヶ国の文字が入った絵本となっています。

翻訳は、カンボジア人スタッフやカンボジア人留学生、共同で活動を進めている学生団体と協力しながら行っています。

また、学生団体が自主作成した絵本(現在8作・完成)も使用するなど、幅広い絵本に触れてもらうことによって、文字の楽しさを知ってもらおうと日々試行錯誤しながら活動しています。しかしながら、子どもたちの学習意欲は凄まじく、新しい絵本を読みたがる子どもたちが後を絶ちません。今後は、教育レベルの向上に必要となる学校教科をサポートする参考書的書籍の開発を行う目的として、「世界史」、「世界地理」の絵本を作成する予定です。

もし、家に眠っている絵本やもう使用しない絵本がありましたら、ご寄付のほどよろしくお願い致します。